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古着の素材タグ・洗濯表示の見方|手入れの負担を買う前に確認

fyber.studio 編集

古着の品質表示タグには、素材の組成と手入れ方法を考えるための情報があります。購入前にタグを読むと、自宅で扱えるか、クリーニングが必要か、熱や摩擦に弱い部分があるかを見積もれます。

大切なのは、記号を暗記することではありません。素材、洗濯表示、衣類の現在の状態を一緒に確認することです。古着は経年や保管によって、新品時と同じ強度を保っていない場合があります。

品質表示タグで確認する4項目

  1. 組成繊維と混用率
  2. 洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニングの表示
  3. 表地・裏地・中綿・別布など部位ごとの素材
  4. 表示者、製造国、品番などの商品情報

タグの片面だけでは情報が足りないことがあります。複数枚に分かれている場合は、表裏をすべて確認します。

素材の組成からわかること

組成表示は、たとえば綿、毛、麻、絹、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタンなどの割合を示します。素材名だけで品質の良し悪しは決まりませんが、着心地や手入れを考える手がかりになります。

天然繊維

綿や麻は家庭で洗える商品も多い一方、色落ち、縮み、型崩れの可能性があります。毛や絹は、摩擦、虫害、水分、熱に注意が必要な商品があります。素材名だけで洗濯可否を決めず、必ず洗濯表示を優先します。

化学繊維

ポリエステルやナイロンは比較的乾きやすい商品が多いものの、熱に弱い、静電気が起きやすい、加工部分が劣化するといった違いがあります。アクリルは毛玉、ポリウレタンは経年による伸縮性低下に注意します。

混紡・複合素材

複数の素材を組み合わせた衣類は、最も扱いに注意が必要な部位に合わせた表示になることがあります。表地が洗えそうでも、裏地、接着芯、プリント、装飾、中綿が家庭洗濯に向かない場合があります。

洗濯表示は「上限」として読む

洗濯表示は、その衣類に対して推奨される処理の上限を示します。より強い処理をしてよいという意味ではありません。

基本記号は、洗濯、漂白、乾燥、アイロン、商業クリーニングの処理を表します。記号の中の数字、点、下線、×印などで、温度や処理の強さ、禁止事項が示されます。

年代によって表示体系が異なる古着もあります。見慣れない記号を自己判断せず、消費者庁が公開する新旧の洗濯表示資料で確認してください。

購入前に見るべきポイント

自宅で洗えるか

洗濯桶の記号と付記用語を確認します。家庭洗濯不可の場合、購入価格に加えてクリーニング費と持ち込む手間を考えます。

乾燥方法に制限があるか

タンブル乾燥の可否、自然乾燥の方法を確認します。乾燥機を日常的に使う人にとって、乾燥不可は維持のしやすさに大きく影響します。

アイロン温度と仕上げ

アイロンの可否と上限温度を見ます。プリント、圧着、コーティング、装飾部分には、タグ以外の注意書きがある場合もあります。

クリーニング方法

ドライクリーニング、ウエットクリーニングの表示を確認します。どの店舗でも同じ処理を受けられるとは限らないため、特殊素材や高額品は購入前にクリーニング店へ相談すると安心です。

古着ではタグに加えて現在の状態を見る

表示どおりに扱えば、どの古着でも安全に洗えるとは限りません。次の劣化があるときは、洗濯や熱で状態が変わる可能性があります。

  • 生地が薄くなっている
  • 縫い目や接着部分が弱っている
  • プリントやコーティングにひび・剥離がある
  • ポリウレタン部分の弾力がない
  • 革、合成皮革、金属、装飾が組み合わされている
  • 色移りや変色の兆候がある

状態は古着の状態の見方の12項目と合わせて確認します。

タグがない・読めない場合

タグが切られている、印字が消えている、外国語のみで情報を確認できない場合は、素材と手入れ方法を断定しません。

出品者にタグの有無と、切り取られた形跡を質問します。高温、漂白、乾燥機など不可逆な処理を避け、必要に応じてクリーニング店や衣類の専門家へ相談します。見た目や手触りだけで混用率を正確に判定することは困難です。

手入れ費まで含めて比較する

同じ価格の2着でも、一方は自宅で洗え、もう一方は着用ごとに専門クリーニングが必要なら、維持費は異なります。

  • クリーニングの頻度と費用
  • 乾燥場所と時間
  • アイロンや保管に必要な手間
  • 虫害・湿気対策
  • 補修できる構造か

購入時の安さだけでなく、実際に着続けられるかを判断します。古着を安く買う方法では、手入れと補修を支払総額に含める考え方を紹介しています。

購入前チェックリスト

  • 品質表示タグの表裏を確認した
  • 表地、裏地、中綿、別布の素材を見た
  • 家庭洗濯と乾燥の可否を確認した
  • 見慣れない記号を公式資料で調べた
  • 経年劣化や補修部分を確認した
  • 必要な手入れの費用と時間を受け入れられる

参考情報

具体的な処理は、手元の衣類に付いた表示と現在の状態を確認したうえで判断してください。